2022年4月5日 「バリアフルレストランin川崎」開催レポート

2022年3月21日に川崎駅すぐの川崎アゼリアにて障害の社会モデル体感プログラム「バリアフルレストラン」を実施しました。

バリアフルレストランin川崎

“障害は社会が作り出す”という社会モデルの考えを体感できる企画として市民の皆さまにお伝え。
バリアフルレストランプログラムの他にも日常で何気なく見かける社会の偏りを考える展示も開催。

バリアフルレストランin川崎

「当日はレストランプログラムと展示プログラム併せて400名以上がご参加されました。
参加後アンケートでは、約50%の人が参加前は障害の社会モデルの考えを、言葉しか知らない、もしくは考えそのものを知らない、という回答にも関わらず、プログラムに参加したことにより90%以上の人が障害の社会モデルの考えを理解できたという回答になり、バリアフルレストランを通じた障害の理解に寄与できました。

参加者の皆さまには様々な気づきがあったようです。

「当たり前について考えたり、会話の中での些細な言葉が刺さることを感じた。もっと関わりを増やし、理解を深めていきたいと感じた。」

「ハード・ソフト両面から違和感を抱かせる演出は体験するという面でとても理解の助けになりました。その後に一つ一つ解説していただいたのでより知識として定着させることができました。」

「自分が生きている社会が健常者中心にできていることを再認識できた。」

「障害者という言葉は、障害をもつ人ではなく、社会環境に障害を感じながら生活する人なのだと思いました。」

「当たり前すぎて日頃考えないことにも気付かされました。」

川崎市の福田市長にもお越しいただきました。

バリアフルレストランin川崎

福田市長へのインタビューは後日HPにて公開予定です!


■公益財団法人 日本ケアフィット共育機構について

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構

日本ケアフィット共育機構は、超高齢社会の到来をふまえ、誰もが安心して暮らせる共生社会を目指し、高齢者や障害者をはじめとするあらゆる人々が安心して外出できるよう環境づくりを推進しています。
サービス介助士をはじめとする資格認定、小学校における介助体験教室の実施、バリアフリーの監修などを行 う他、近年はブラインドサッカーや車いすバスケなどパラスポーツ大会において、年齢や障がいの有無に関わ らずスポーツの感動を共有できるよう介助ボランティアとしての活動を行っています。

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構外部リンク

■サービス介助士とは

「サービス介助士」とは、おもてなしの心と介助技術を学ぶ、(公財)日本ケアフィット共育機構が認定する資格です。20年の歴史があり、全国1000 社、18万人が取得し、年齢や障害の有無に関わらず全ての人が安心して外出し社会参加できる共生社会の実現に寄与しています。 鉄道、金融、流通などの各業界がソフト面におけるバリアフリー対応と ホスピタリティの提供のために資格取得を推進しています。

サービス介助士外部リンク

■Withコロナ時代の日本ケアフィット共育機構の取り組み

①サービス介助士実技教習におけるEラーニングシステム導入

外出自粛や三密回避など、従来のサービス提供や接遇を見直さなくてはならなくなった状況において、感染しない・させない接遇についての学習機会の提供が課題となった今、オンラインでサービス介助の重要な心構えを学ぶ学習スタイルを提供しました。1日にまとめた実技教習では障害当事者講師(サービス介助アドバイザー)と社会の障害を考える対話の時間をオンライン上で行うなどの新しい取り組みを開始しました。

サービス介助士(ケアフィッター)とは外部リンク

②サービス介助知識入門(オンライン完結講習)

サービス介助の基本となる知識を体系だって、全てオンラインで学ぶことのできる講習です。
オンデマンド形式で、約60分でサービス介助の第一歩を学ぶことができます。
従業員教育の一環やアルバイトスタッフへの研修としても効果的です。

サービス介助知識入門外部リンク


取材をご検討の報道関係者様、バリアフルレストランのプログラム提供をご希望の自治体・法人ご担当者様は下記までご連絡ください。

【問い合わせ先】
公益財団法人 日本ケアフィット共育機構 広報担当:佐藤
東京都千代田区神田三崎町2-2-6 TEL:03-6261-2333 FAX:03-6261-2334
E-mail:toiawase@carefit.org  URL:http://www.carefit.org