「誰もが誰かのために共に生きる委員会(通称“チーム誰とも”)」とは
“誰もが誰かのために共に生きる社会”を創るための運動です。
私たちは、あらゆる“ちがい”を超えて、誰もが他の人を支え、
その人がさらに誰かを支える、相互に作用しあう
暮らしやすい社会を創りたいと考えています。
その根底にあるのは「障害の社会モデル」という考え方です。
たとえば段差があって車いすユーザーが通れなかったとしましょう。
「車いすの人は可哀そうだな」
この発言の背後にある考え方は、
通れないという不利益は車いすを使わざるを得ない個人に起因する問題だ
という考え方です。
「二足歩行者だけしか通れない道路を作った社会に問題がある」
この発言の背後にあるのが「障害の社会モデル」です。
私たちには全員「ちがい」があります。
その「ちがい」に上も下もありません。
人数の多い方に合わせてつくるという偏りを放置しているのは
その社会に責任がある、これが「障害の社会モデル」の考え方です。
どうやったら「障害の社会モデル」という考え方が浸透し、
誰もが誰かのために共に生きる社会が創れるのか、
それを考え続けていきたいと思います。
チーム誰とも。
誰もが誰かのために共に生きる社会を創りたい。
色のバリエーションは世界を象徴しています。
世界には、いくつものエリアがあって
違う文化、宗教、習慣で育った
一人一人違う個性の人たちが
共に生きています。
世界には、人種の違いだけではなく、
目の見えない人、耳が聞こえない人、
片手が使えない人、そんな障害のある人たちも
たくさん生活しています。
その違いに何らかの差があるのでしょうか?
差はない。違いがあるだけ。
それなのに差があるように扱われる。
違いを共に受け入れ、共に支え合って生きていけばいい。
それがモチーフの円陣に込めた想いです。
チーム誰ともは
違いのために誰かが不自由な想いをしない、
そんな未来を共に考え創っていきたいと思います。